ファクタリングによる資産のオフバランス化で企業価値が高まる仕組みとは?

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ファクタリングコラム

ファクタリングによる資産のオフバランス化で企業価値が高まる仕組みとは?

ファクタリング

2021年10月25日

保有している売掛債権を最短即日で現金化することも可能であり、融資の審査に通りにくいと言われる中小企業も利用しやすい審査基準という特徴も兼ね備えるファクタリングには、「資産のオフバランス化」を進められるというメリットも存在します。今回はオフバランス化という言葉の意味から、ファクタリングでオフバランス化が実現できる仕組みと得られるメリットなど、企業評価を高めたいとお考えの経営者様に知っておいていただきたい情報を解説いたします。

「資産のオフバランス化」とは?

資産や負債を貸借対照表(バランスシート)から外す(オフする)ことを「資産のオフバランス化」と呼びます。もちろん不都合な事実を闇雲に消すわけではなく、会計上でのルールに適した方法で削除を行います。ちなみに貸借対照表に記載することを「オンバランス」と呼びます。

「ファクタリングによるオフバランス化」の仕組み

・ファクタリングは売掛債権という資産を現金に変える資金調達方法
・売掛債権を売却しても負債が増えることはない

ファクタリングによるオフバランス化の仕組みを理解するためには、上記した2つのポイントを抑えておく必要があります。オフバランス化は貸借対照表から資産や負債を消すことを指しますが、ファクタリングを利用して資金調達を実行しても資産の総額が増えることはなく、負債額も増加しません。これでは何も変化していないように思われるかも知れませんが、貸借対照表を肥大化させずに資金調達に成功しているのも事実なのです。

融資による資金調達との違い

資金調達に融資を活用した場合、融資額分だけ資産も負債も増加することになります。つまり貸借対照表が肥大化してしまうことになるのです。具体例として現金資産は0円という状況で売掛債権を500万円保有している企業が、300万円分の債権を売却した場合と、300万円の融資を受けた場合を比較してみます。

利用前
「借方」売掛金500万円・「貸方」売上500万円—総資産500万円

ファクタリングによる債権売却後
「借方」売掛金200万円、預金300万円・「貸方」売上200万円、未収入金300万円—総資産500万円

銀行などからの融資後
「借方」売掛金500万円、預金300万円・「貸方」売上500万円、借入金300万円—総資産800万円

融資と比較することで、ファクタリングは貸借対照表への悪影響を与えず、オフバランス化にも効果のある資金調達方法であることがわかります。すでに負債を計上している企業であれば、調達した現金を活用し負債を減らすことで、より一層オフバランス化を進めることも可能となります。

オフバランス化が総資産利益率(ROA)に与える効果

オフバランス化を行い資産や負債を減らすことによって、貸借対照表はスリムになります。さらに当期純利益を総資産で割ることによって求められる「総資産利益率(ROA=Return On Assets)」の数値を良化させるという効果も得られます。ファクタリングを利用しても利益が減ることはありませんが、オフバランス化によって資産が減れば計算式における分母が小さくなることになり数値は向上するのです。

自己資本比率へも好影響あり

ファクタリングによるオフバランス化は自己資本比率へも好影響を与えることが期待できます。自己資本を純資産で割ることで自己資本比率は求められますが、総資産には負債も含まれます。ファクタリングを活用し現金化した売掛金を、負債を減らすために活用すれば自己資本の額は変化せずに総資産を減らすことができることになり、自己資本率の数値も向上させることが可能となります。

純資産利益率や自己資本比率が高まると企業価値は向上する

純資産利益率は資産を効率的に経営に活用できているかを現す数値であり、高いほどに効率の良い経営ができているということになります。また自己資本率は負債にならない自己資本が総資産のどれほどを占めているかの指標であり、数値が高ければ融資に頼り過ぎない健全な財務状況が実現できていることになります。どちらも企業としての価値・実力を示す数値になりますので、ファクタリングによってオフバランス化を進めることができれば、純資産利益率や自己資本比率が高まり企業価値も向上することになります。

企業価値が高めることで得られる効果

ファクタリングを利用しオフバランス化を行い企業価値が高まると、投資家や銀行などからの評価も向上します。評価が高まると融資が受けやすくなるなど、資金調達が成功できる確率も高まるのです。中小企業や個人事業主は銀行融資に申込んでも審査通過は容易ではないと言われますが、ファクタリングによるオフバランス化によって企業価値が高まれば審査通過できる期待も大きくなります。

ファクタリングによるオフバランス化のその他のメリット

純資産利益率や自己資本率が向上し企業価値が高まる以外にも、ファクタリングを利用するメリットは数多く有ります。ある意味でオフバランス化以上の価値があるかも知れない、資金調達にファクタリングを活用するメリットをご紹介します。

売掛金の早期の現金化によりキャッシュが確保できる

掛取引を行う上で決済日までの運営資金の確保は大きな問題です。避けては通れない道とは言え、状況次第では黒字倒産という状況に陥るかも知れません。しかしファクタリングは売掛金を決済日前に現金化できることから、資金がショートする前に売掛金を売却しキャッシュを確保することができるようになります。

短期間での資金調達に向いている

融資の審査通過が難しいということだけではなく、資金調達に時間がかかるという問題があることも忘れてはなりません。たった1日資金調達が遅れただけでも会社が大きなダメージを受けてしまうことも考えられますが、最短即日で売掛金が現金化できるファクタリングであれば、今スグに現金が必要というピンチを乗り越えることも不可能ではなくなります。

売掛先への貸倒れの危険が避けられる

掛取引には売掛先の倒産などによる「貸倒れ」というリスクも存在します。しかしファクタリングを利用すればオフバランス化だけでなく、倒産リスクの回避もできるようになります。このためには債権譲渡後の売掛金に対する責任を負う必要がなくなる「償還請求権なし(ノンリコース)」で契約を行うことが条件となります。契約時に確認は必要であるものの、国内のファクタリング会社は原則的にノンリコース契約となっていますので、ご安心ください。

負債額が増えず債務超過の恐れがない

ファクタリングを利用して資金調達を行っても負債額が増加しないことが、オフバランス化が進められる大きな理由の1つです。そして負債額が増えないということは、ファクタリングを利用しても債務超過に陥る恐れがないということにもなります。またファクタリングは手数料・諸費用の支払いを1度行うだけで済みますので、融資のように負債額の増加に伴い利息が大きくなり返済に苦労するということにもなりません。

ファクタリングによるオブランス化は手数料に注目

売掛金を売却して現金に変えるファクタリングに、オフバランス化の効果があるのは事実です。しかし利用する際には手数料の額に注目してください。なぜなら手数料の額が大きくなってしまった場合、債権売却後に手に入る現金が期待より少なくなってしまう可能性があるからです。状況次第では思ったほどの資金調達が行えず経営が苦しくなる危険も否定できず、利益の額が数値に影響する純資産利益率(ROA)の改善効果が薄くなる、もしくは悪化してしまうこともあり得ない話ではなくなります。手数料はゼロにはなりませんが、納得できる手数料が提示されない場合は、他社への乗り換えなども検討してください。

ファクタリングにより企業価値を高めれば経営状況を改善できる

手数料の額にさえ注意すれば、ファクタリングはオフバランス化を進める効果が期待できる頼りになる資金調達方法です。ファクタリングを利用することでタイムリーな資金調達と企業価値の向上が実現でき、経営状況の大きな改善も期待できます。

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